三澤 栄正
MISAWA EISEI
有限会社TEAMWORKS一級建築士事務所

趣味:
バックパッカー
「家」として一番大切に思う要素は、直接光主体の考え方ではなく、間接光を取り入れた空間性と風を導く風道の在り方が重要であると考えます。
代表作品
建築家になったきっかけ
若い頃、海外の異文化や遺跡への興味から、行く機会と資金をなんとか揃えては海外へ現実逃避してた頃、マチュピチュ、アンコールワット、ギリシャ神殿などは言うまでもないのですが、遺跡ならチチェン・イッツァ、異文化ならインドは特に印象的で、それらは興奮の連続であり、既成概念が一枚一枚剥がされていきました。
そんな中、著名な建築を見る機会があり、「コルビジェのロンシャン礼拝堂」を訪れた事が本気で建築と向き合うきっかけとなりました。
あまりコルビジェに興味の無かった時代、本などで何となく知っていた程度で出会った建物。
それは雲ひとつない青く澄んだ快晴の日、ロンシャンの小高い山の上にチョコッと見えるキノコのような物体。
山を登るシークエンスの途中からも見え隠れする興味をそそられる形態。
やっと頂上につくと、空の青いキャンバスをバックに圧倒的奇妙な白い建物。
ずっと古くからそこに立っていたような壮麗で重厚感のある建築物。
もし全くなんの予備知識なく初めてこれを目の当たりにしたら、宇宙人の家?かなと思うような不思議な建物。
外周を何時間眺めても、見れば見るほど建物がどうなっているのか分からない。
でも、ずっと見とれてしまう不思議な感覚。
そんな外部とは打って変わって内部は世界が暗転、深い暗さの中に、柔らかい光、七色の光、降り注ぐ光、矢のような光線・・・それらが主張しあうのではなく、調和しながら、こんなにも光を感じられる空間。
時間感覚を失いながら丸2日、コルビジェのこの礼拝堂に向き合ってきた執念を理屈ではなく肌で存分に感じ得た時間でした。
この感覚は、最初に遺跡を目の当たりにした時の感覚にも似ているのですが、遺跡はある意味分かりやすい形態、迫力あるサイズ感があるのですが、存在感を主張するゴシック尖頭教会とは違い、この礼拝堂は物静かに自然と一体となり、ひっそりと佇んでいながらこの存在感が一人のヒトによって設計されたものである驚きと同時に「建築とはこんなにも自由で素晴らしいもの」なのだと気づかされました。
この「感動」を少しでも共有し表現したく、建築家という職業に本気で向き合うようになりました。
コート・ダジュールを臨むカップマルタンにあるコルビジェとイヴォンヌの墓はコルビジェの極みであり、「息をのむ美しさ」でした。
クライアント様へ
町中にあふれるステレオタイプのいわゆる普通の家を当たり前とせず、個性によるそれぞれ独特の家を創る事が私の使命であると考えています。
それは決して奇抜な家という解法ではなく、クライアントにとって住み心地のいい家であることです。
スペシャリティ
多く手掛けた設計対象
住宅, リノベーション
多く手掛けた雰囲気
素材感のある表現
多く手掛けた敷地条件
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最も多く手掛けた価格帯
2000万円台
3000万円台
4000万円台
5000万円台
6000万円台
7000万円~10000万円まで
10000万円以上
優先項目
- 1. 施主の意見
- 2. 構造
- 3. 機能性
- 4. コスト
- 5. デザイン性
- 6. ディテール