向井 一規
MUKAI KAZUNORI
向井一規建築設計工房

趣味:
「ギャラリー巡り」
工芸作家さんのモノづくりに興味があり、
ギャラリーを巡っては
お話しさせてもらっています。
「サッカー観戦」
子供がサッカーをやっていた事から
観戦をはじめました。
個人(部分)とチーム組織(全体)のあり方、
監督のまとめる力やコンセプト・アイデアなど、
建築をつくるプロセスと
関連しているように感じています。
何事も一緒であると思いますが、
クリエイティブなモノはチーフが
手腕を問われます。
『コラボレーション』 : 共有できるプロセスを楽しむ。
設計は建て主の方との協同作業(コラボレーション)です。
建て主自身しっかりと自分を見つけることが大切です。
人は、個々の様々な経験によって感性や
嗜好が出てくると思います。
私は設計を始める前に、建て主の方と子供の頃からの住んだ場所、家などの生活環境、好みや趣味、こだわりについて思い出話しを中心にお互いのお話をします。
これから創造する未来のモノは自分の過去・現在の確認を行い、そこから生まれると考えるからです。
軌跡から予測のつく自分だけの家づくりです。
この協同作業を行うとき大切なことは感性の共有できるお話しができることです。
幸せな住まいをつくるにはお互いの意識を確認することです。
このプロセスが楽しい家づくりなのです。
『空感』 : 気持ちの良い空気感をもとめて
少し理解が難しいかもしれませんが・・・? わたしの設計は、「物」ではありません。
視覚的に認識できる写真で栄えるような
景色ではありません。
そこに生まれる五感で体験する「空気感」なのです。
壁と床そして天井から切取られた実体験
している空間。
ここに開口部として開けられた窓からの
*「屋外」との関係が、どのように屋内に
入り込み感じることができるか。
心地よい「空感」(=空気感)がテーマです。
*「屋外」とは、風景・光・風・緑・臭い・音・気温・湿度・・・などの日々の変化、そして四季の変化も考えます。
代表作品
建築家になったきっかけ
子供の頃から図画工作などモノづくりが好きでした。
創造力をもって無から有を生む面白さがあります。
個性を形として表現できる楽しい時間です。
高校の体育祭で各組の巨大マスコット(ねぶた祭りの山車に似た高さ5mの人型)をつくるリーダーになった時には、テーマをもとに構想からモデルづくり、骨組み計画、素材選び、組み立て、色付け仕上げと、製作のプロセスも楽しく皆でひとつのものをつくり上げることに喜びを得ました。
その課程に近い建築を大学で学び、建築の魅力も徐々に感じることができました。
社会人のはじめは、リアルに出来上がっていく面白さを肌で感じ、のめり込んでいきました。
反面、人様のお金でつくる責任感と難しさを感じた日々でした。
その後、自分の信じる「建築の力」を見つけることができ、自分の経験・体験からお勧めできる空間を探し出した時、独立して設計していこうと考えました。
建築とはクライアントに喜んでもらうこと、世の中に残っていくものという、難しくもあり責任の重いモノづくりです。
クライアントはもちろん自分自身に後悔のない建築をつくっていきたいと思います。
クライアント様へ
『里山から青山まで』 : 生まれ育った環境から自分の信じる建築が生まれた。
幼児期には川と山に挟まれた自然あふれる環境「里山」で過ごしました。
少年期は田園に囲まれた住宅地の環境、近くには酒づくりの蔵と宿場街がありました。
青年期は地方の小都市、大学からは大都市東京へ・・・、徐々に田舎から都会へと体験してして来ました。
これは偶然ですが私にとって貴重な経験となりました。
自己の感性のつくられ方が幅広く蓄積されたと思います。
のんびりとした里山の生活も好きですが、スタイリッシュに洗練された都会「青山」(南青山にあるヨックモックの現場を担当していた当時、朝の清らかな空気の気持ちよさが好きでした)の都市空間も好きです。
私の中にはこの二極のような環境がひとつの空間に創り出せないかと考えています。
「あたらしくて、なつかしい建築」「シャープでやさしい建築」・・私の設計した建て主さんからいただいた嬉しい言葉です。
スペシャリティ
多く手掛けた設計対象
戸建住宅, 2世帯住宅, 増改築・リフォーム
多く手掛けた雰囲気
シンプル , 木材の表現, 自然素材 , 照明演出
多く手掛けた敷地条件
狭小, 傾斜地, 変形地
最も多く手掛けた価格帯
3000万円台
優先項目
- 1. 施主の意見
- 2. 機能性
- 3. デザイン性
- 4. コスト
- 5. 構造
- 6. ディテール
- その他
お施主さんのご希望により上記の優先順位は変わってくると思います。形だけのデザインはありません。
機能(構造安全性、雨仕舞い、コストも含む)とデザインは関係性があり、得てして相反することがあります。
お互いが確認した上で設計を進めていくことが大切だと思います。
「建築家 向井一規について」
今一番楽しいのは、建築をつくることです。
クライアントのために喜んでもらえる家を、
設計し現場で工務店といっしょに
造りあげていく過程、
そして住まいはじめた後に
お話しを聞かせてもらうこと、
5年10年後の家族の成長、
家の成長・・・など責任もあり、
そして楽しみでもあります。
もう住まいづくりは、
私の趣味になっていますね。
最近は、ホームページのブログのコーナーを
充実してアップしています。


計画の初期の段階や基本設計・実施設計の
プロセス、工事現場の経過報告など、
クライアントとのお話し・やりとり・などを
コマメに掲載させてもらっています。
ここから私の人柄も確認して
もらえると思います。
そして、私の「建築家情報」のなかで
[ポリシー]や[クライアントへのPR]を
お読みください。
これも私を見てもらえるPRです。
家づくりは、設計者との相性が
大切だと思います。
私のデザインの中に含まれている建築哲学を
しっかり見極めていただければ幸いです。